1988年(昭和63年)に私は郷里岡山に帰り、父と共に診療を始めました。それまで勤めていた大学病院での診療に慣れたせいもあり当初は戸惑いもありましたが、いかに開業医として地域の皆さまに受け入れてもらえるか、対患者さまへの接し方、姿勢といったものを日々考えるようになりました。
そんなある日、トイレに入りましたら、日めくりカレンダーがかけてありました。
親戚からもらった、1日1訓が書いてある、曹源寺のものだったと思います。たまたま日めくりを1枚めくったら、「和顔愛語」の言葉が目に飛び込んできたのです。心に妙に染み渡りました。
「やさしいお顔、いつくしみ深いやさしい言葉で毎日を暮らしてみよう。心の中でいつもそうあるように強く願っていよう。そうすれば、心も世の中も平和になる。」
といった意味なのです。
これだ!!と思いました。
1991年(平成3年)に院長を交代し「きむら歯科医院」を開設するにあたり、それまでの自分への戒めもこめて、仕事の基本姿勢にしていこう、これを実践していこう、と思いました。

こじつけですが「和顔愛語」を英訳すると、Smile&Peaceでしょうか。きむら歯科のロゴは院長自らデザイン化しました。

治療室に掛けてある書の額は、当時患者さまだった、小学6年生の安藤有紀ちゃんに頼んで書いてもらいました。小学生とは思えぬ程の達筆な字ですね。
この額を見るにつけ、ロゴを見るにつけ、いつも初心を忘れないように心にいましめています。 |