「いきいき健康第 8話」は、食シリーズNo4として、ふたば漢方薬局の緋田先生からの原稿を頂きました。
第8話 「 食シリーズNo4:『
食の彩り・五色
』について」
人は味だけでなく、目で食べるともいいます。彩りのある食卓はそれ だけでも美味しそうに感じ、食も進むことでしょう。お正月のおせちやお弁当などは、とくにその色合いが食欲をそそります。
以前の食シリーズ No 2でも紹介したように、漢方には五味(酸・苦・甘・辛・塩辛い)という考え方があります。五つの味のもつ働きは、食を美味しく食べるだけでなく、体を健康に保ってくれるものです。そして同じように、五色(青・赤・黄・白・黒)の考えがあります。そして、その五色はからだの五臓にそれぞれ対応しているのです。
万物を五つに分類して、自然や人体と結びつける考え方を、五行説といい、大切な漢方理論のひとつです。 そしてそれをまとめて表にしたものを、五行の色体表といいます。
この色体表は、万物を五つに分類し、自然や人体と結びつけたものです。
| 五臓の色体表 |
五
行 |
五
臓 |
五
腑 |
五
竅 |
五
主 |
五
支 |
五
味 |
五
季 |
五
悪 |
五
志 |
五
色 |
木 |
肝 |
胆 |
目 |
筋 |
爪 |
酸 |
春 |
風 |
怒 |
青 |
火 |
心 |
小
腸
|
舌 |
血
脈 |
顔
色 |
苦 |
夏 |
熱 |
喜 |
赤 |
土 |
脾 |
胃 |
口 |
肌
肉 |
口
唇 |
甘 |
土
用 |
湿 |
思 |
黄 |
金 |
肺 |
大
腸 |
鼻 |
皮 |
息 |
辛 |
秋 |
燥 |
悲 |
白 |
水 |
腎 |
膀
胱 |
耳 |
骨 |
髪 |
鹹 |
冬 |
寒 |
恐 |
黒 |
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
(肝のところに青梅 心のところにアズギか肉 脾のところにカボチャ 肺のところにニンニク 腎のところに昆布 のイラストか画像入ればお願いします)
色体表を横に見てみましょう。
青(緑)⇒肝(肝臓・自律神経系)
赤 ⇒心(精神・循環器系)
黄 ⇒脾(消化器系)
白 ⇒肺(呼吸器系)
黒 ⇒腎(泌尿器・生殖器系)
食材の色とは、
青:野菜(緑)・柑橘系果物など
赤:肉・魚(赤身)・野菜(赤)など
黄:野菜(黄)・大豆製品・みそ・チーズなど
白:穀物・いも頬・野菜(白)・豆腐・魚(白身)・乳製品・果物など
黒:海草・きのこ・ゴマ・こんにゃく・プルーンなど
たとえば、肝臓の弱りやイライラやゆうつな時には、香りのある野菜や柑橘系のちょっと青い果物を取ると、気分をスッキリしてくれます。
貧血など血の問題には、日頃の赤い野菜や黒の色の食材を積極的に取り入れるとよいでしょう。
胃腸の弱りには、色の黄色くて甘い食材を取り入れるとよいでしょう。
呼吸器の弱りは、秋の果物の梨を蒸して(冷やす性質を除いて)食べるとよいでしょう。腎は老化と関係が深く、白髪・脱毛やおしっこのトラブルには、色の黒い昆布など海藻類や黒豆・黒ゴマ、そして食シリーズ No 3でもお話したように、冬に栄養が一番集まる根茎野菜をしっかり取るのがよいということになります。
すなわち彩りのよい食卓は、五臓すべての働きを活発にして、健康に保ってくれます。また、彩りの偏った食べ方は、このバランスを崩すことも理解できるでしょう。
・・・・2009年5月17日
●ふたば漢方薬局 でのセミナーご案内
当薬局で下記セミナーを実施しています。
中医学わくわく体験セミナー 『体質別東洋医学で食養生!』
〒700-0971 岡山市野田3-16-31
ふたば漢方薬局 岡山店
緋田哲治(ひだ てつじ)
TEL:086-241-6113 FAX:086-241-1615
HP http://www.futabakanpo.jp/
|